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汚染土壌処理

オキ・コーポレーションでは、汚染土壌処理に独自のノウハウと実績を持っています。
複雑に汚染された土壌を、責任を持って適正かつ厳正に処理致します。

安全な環境に戻すために、有害物質に汚染された土壌を処理し、再資源化します

近年、土壌汚染により、住民の健康に対する不安が広まってきました。そこで平成14年に「土地汚染対策法」が成立。土壌汚染がある土地の適切な管理の仕方が定められました。
同法の成立により土壌汚染に対する関心が高まると共に、いろいろな課題が明らかになりました。それらの問題の解決に向け、平成21年に同法の改正法が成立いたしました。
当社は土地の「再資源化」を目指し、複雑に汚染された土壌を当社独自のシステムにより適正かつ厳正に処理しています。

汚染土壌対策工事の様子

掘削除去、焼却および掘削除去と溶融を主力の工法にしています

土壌汚染とは、一般的に、事業活動等によって排出された廃棄物や薬剤、あるいは排水経路上からの漏えいなどの人為的要因により有害物質が土壌中に蓄積され、その濃度が土壌汚対策法で定められた基準値を超えている状態のことを指します。また、自然的要因によって土壌中の有害物質が基準値を超えている場合もあり、これら全般を土壌汚染として扱います。
土壌汚染に対する対策技術は数多くありますが、技術工法の種類や汚染物質の適用性から、代表的な対策は分解、分解・除去、溶融、固化・不溶化、封じ込めに分類されます。
当社では、重金属、VOC(揮発性有機化合物)、油にマルチに対応できること、即効性が高く確実に処理処分できることから、掘削除去と焼却および溶融を主力工法にしています。

汚染土壌処理の施工実績

施工場所処理土量処理汚染物質
神奈川県川崎市32,000㎥重金属
兵庫県姫路市19,000㎥揮発性有機化合物(VOC)、重金属
大阪市茨木市23,000㎥揮発性有機化合物(VOC)、重金属
神奈川県横浜市10,000㎥揮発性有機化合物(VOC)、重金属
神奈川県横浜市7,000㎥重金属
神奈川県横浜市4,000㎥重金属
神奈川県横浜市9,000㎥重金属
※一部抜粋
深度12mの汚染土壌掘削作業

掘削除去、焼却および掘削除去と溶融を主力の工法にしています

揮発性有機化合物(VOC) 常温常圧で大気中に容易に揮発する有機化学物質の総称で、土壌汚染対策法では第1種特定有害物質として11種類あり土壌環境溶出基準値で規制されます。
重金属類 比重が4~5以上の金属元素の総称で、土壌汚染対策法では9種類あり土壌環境含有基準値と土壌環境溶出基準値で規制されます。
狭義の意味では、土壌汚染対策法の特定有害物質ではありませんが、土壌や地下水から油臭・油膜が確認された場合、不快感や違和感につながり生活環境保全上の支障となることから「油汚染対策ガイドライン」(環境省)により土壌調査及び対策の考え方を提示しています。
ダイオキシン類(DXN) ダイオキシン類は塩素を含む物質の不完全燃焼や、薬品類の合成の際、意図しない副合成物として生成されます。従って、焼却炉内・煙突や焼却灰、その周辺の土壌に存在する可能性があります。毒性が強いことから、土壌汚染対策法では規制されずにダイオキシン類特別措置法で規制されています。また、地方自治体の条例等で土壌調査及び対策の手順を定めているところもあります。
ポリ塩化ビフェニル(PCB) 1968年に起こった「カネミ油症事件」の原因物質であり、その後使用・製造・輸入禁止措置となりました。熱に対して安定し電気絶縁性、耐薬品性が高かったことから幅広い分野で絶縁油、可塑剤、塗料の溶剤などに用いられました。一般的には、旧式蛍光灯の安定器やトランス、コンデンサなどの部品に油に混入した状態で保管・管理されています。しかし、保管状態が悪く部品筐体が腐食して外部に漏れ出たという事例があります。